♪「役員報酬」の話♪

2020/06/08 │ みどブロ

昨日の予告通り、本日は「役員報酬」のお話です。

お仕事をされている方は、毎月、給料を頂きますよね。。

一般的に、歩合や残業があれば、給料が増えます。

ボーナスを貰える方も、いらっしゃる事でしょう。。

 

役員の場合、会社から「役員報酬」をもらう事となります。

役員報酬には、幾つかルールがあるんです。

今回もポイントを絞って、分かり易くお伝えしますね。

ポイントは、2つです。

 

 

1つ目のポイントは、

「毎月、同じ金額にする事」

 

   簡単に言うと、役員報酬30万円と決めれば、毎月30万円ですから、

   年収は360万円となります。

   今月は儲かったから、50万円にする事は出来ません。

   儲からなくても、毎月30万円を取り続けます。

   そして原則、ボーナスはありません。

 

2つ目のポイントは、

「役員報酬の変更は、会社設立時(翌期以降は事業年度開始)から、3ヶ月以内のみ可能」

 

  会社設立の際は、儲かるか儲からないか分からないまま、役員報酬を決めなくてはなりません。

  悩みます。。皆さんなら、幾らにしますか…!?

  来年まで、会社があるかどうかも分かりませんからね…。

 

  法人(株式会社等)では無く、自営業の場合は、頑張った分だけ稼ぐ事も可能です。

  当然、リスクもありますけどね。。

 

  大きな会社でも、今期の売上は良かったけど、来期は全く予想が付かない場合があります。

  コロナの影響で、このような会社も多いかと思われます。

  3月31日が決算の会社は、6月中には、役員報酬を決めなくてはなりません。

 

 

 

 

結局のところ、上記のポイントを守れば、金額は幾らでもいいんです。

 (厳密に言うと、決めた金額を、社会保険事務所に届け出をする必要があります)

 

会社の資産や、個人の資産にもよると思いますが、

役員報酬を高くすると、会社の資金繰りや、個人の所得税・社会保険料等の負担が心配です。

安くすると、上記の安心材料は増えますが、モチベーションが心配です。

会社にお金を残すか、役員に報酬として多く払うか…、経営者それぞれの考え方次第ですね。。

 

 

以上、少し長くなりましたが、「役員報酬」に関してのお話でした。

ご清聴、有難うございました。

 

 

 

PAGETOP