昨日の予告通り、本日は「役員報酬」のお話です。
お仕事をされている方は、毎月、給料を頂きますよね。。
一般的に、歩合や残業があれば、給料が増えます。
ボーナスを貰える方も、いらっしゃる事でしょう。。
役員の場合、会社から「役員報酬」をもらう事となります。
役員報酬には、幾つかルールがあるんです。
今回もポイントを絞って、分かり易くお伝えしますね。
ポイントは、2つです。
1つ目のポイントは、
「毎月、同じ金額にする事」
簡単に言うと、役員報酬30万円と決めれば、毎月30万円ですから、
年収は360万円となります。
今月は儲かったから、50万円にする事は出来ません。
儲からなくても、毎月30万円を取り続けます。
そして原則、ボーナスはありません。
2つ目のポイントは、
「役員報酬の変更は、会社設立時(翌期以降は事業年度開始)から、3ヶ月以内のみ可能」
会社設立の際は、儲かるか儲からないか分からないまま、役員報酬を決めなくてはなりません。
悩みます。。皆さんなら、幾らにしますか…!?
来年まで、会社があるかどうかも分かりませんからね…。
法人(株式会社等)では無く、自営業の場合は、頑張った分だけ稼ぐ事も可能です。
当然、リスクもありますけどね。。
大きな会社でも、今期の売上は良かったけど、来期は全く予想が付かない場合があります。
コロナの影響で、このような会社も多いかと思われます。
3月31日が決算の会社は、6月中には、役員報酬を決めなくてはなりません。

結局のところ、上記のポイントを守れば、金額は幾らでもいいんです。
(厳密に言うと、決めた金額を、社会保険事務所に届け出をする必要があります)
会社の資産や、個人の資産にもよると思いますが、
役員報酬を高くすると、会社の資金繰りや、個人の所得税・社会保険料等の負担が心配です。
安くすると、上記の安心材料は増えますが、モチベーションが心配です。
会社にお金を残すか、役員に報酬として多く払うか…、経営者それぞれの考え方次第ですね。。
以上、少し長くなりましたが、「役員報酬」に関してのお話でした。
ご清聴、有難うございました。