どこかで聞かれた事があるかと思うのですが、今回、
「市街化区域」と「市街化調整区域」の違いを簡単にご説明したいと思います。
分かりやすいイメージは、下記のイラストの通りですね。

「市街化区域」とは、すでに市街地が形成されているか、
おおむね10年以内に優先的に市街化が促進される区域で、
用途地域(第一種住居地域・商業地域等、計12種)に沿って、建物を建てる事が出来ます。
場所によって、建てられる建物(面積や高さ、耐火等)が変わってくるという事ですね。
「市街化調整区域」は、市街化を抑制されているエリアで、原則として住宅の建築は出来ません。
人口増で、市街地が無秩序に拡散するのを防ぐ役割もあります。
そして、優先的に開発が進められる「市街化区域」と「市街化調整区域」を分けることを、
「線引き」と呼びます。
ちなみに都市部の場合、大多数の方がお住まいのエリアは、「市街化区域」だと思われます。
以上、非常に簡単ですが、「市街化区域」と「市街化調整区域」の説明とさせて頂きました。
次回、広島県が今年度から計画する、「逆線引き」に関して触れたいと思います。